1984年・メトロポリタン美術館のおみやげネックレス
皆さまこんばんは。
いまから35年くらい昔のことです。
わたしのお母さんは店をやっていて、たまにお客さんからチップやプレゼントをもらうことがありました。
写真のネックレスもそれで、お客さんがアメリカのニューヨークへ旅行した時にメトロポリタン美術館で購入したというものでした。
赤いハートのきれいなロケットペンダントですが、いわゆるミュージアムショップで買ったおみやげの品です。いい大人のお母さんが着用するにはチープ…ということで、子供のわたしがもらい受けました。
もうフリーマーケットで売ってしまったかなあと思っていましたが、探したらまだドレッサーの引き出しの中にありました。箱や説明書も残っています。
ロケットの中には昔飼っていた猫の写真が収まっていました。緩衝材のワタの下からはわたしとお母さんの写真も出てきました。
親子写真は最初にお母さんがロケットに入れてくれたのですが、気恥ずかしくて猫の写真に変えたのです。そして捨てることもできず箱の底に入れていたのでした。
このネックレスについて
説明書をGoogleで翻訳してみました。
ハートの中のハート型と装飾的なモチーフは、メトロポリタン美術館のコレクションの装飾品のスクラップブックのページに出ていた彫刻のニエロ装飾のデザインから複製されています。
美術館のアレンジは24金の電気メッキにエナメル。
(adaptation は適切な日本語が浮かばなかったのでアレンジとしてみました)
ずいぶんくすんでしまっていますが、エナメルの部分は欠けたりせずとてもきれいな赤色です。メッキ部分はコンパウンドなどで磨けばきれいになるでしょうか。
ヴィンテージアクセサリーと言うと大袈裟ですが、経年を感じる状態でとっておきたい気もします。
おやすみなさい。